「Chara Collage」(以下、本システム)は、アニメ・ゲームなどのコンテンツにおけるキャラクタ構想を支援するための、画像コラージュシステムです。
本システムの原型は東京工科大学片柳研究所 クリエイティブ・ラボの「キャラクタデザインエンジン」プロジェクトで提案されたものであり、
上記提案をもとに、「オープンメディアリソース」の提供を目指す東京工科大学片柳研究所 メディアテクノロジーセンターの研究活動の一環として開発を行いました。
また、基盤となるコア技術部分(Poisson画像合成処理など)で東京工科大学 メディア学部 イメージメディアプロジェクトの実績を活用しております。
プランナーがデザイナにキャラクタの構想を伝える……難しい作業です。意図が伝わらず、なんども描き直しという例も少なくありません。
そこで、本システムは言葉や文字よりもダイレクトに伝えられる画像、つまり「プランナーがキャラクタ原案をつくれるようにする」を目的としています。
キャラクタ原案は、絵が描けるデザイナが描くのが一般的です。ですがプランナーが原案をつくることができれば、デザイナの負荷はぐっと減ります。
意図の誤解によるやりなおしをしなくてすむからです。
「プランナーによるキャラクタ原案」という目的から、本システムは多くの画像処理ソフトウェアと異なり、「絵が描けないプランナー」に向けた珍しいソフトとなっています。
ご自分で絵が描ける方には少々もの足りないソフトかもしれません。一方で新たに恩恵を受ける人も必ずいるでしょう。
本システムの一風変わった目的にご理解いただき、ご支援いただければ幸いです。
・[1] 茂木, 松本, 近藤, 金子:”リテラル資料に基づくキャラクターデザイン構成手法の研究”,第23回NICOGRAPH 論文コンテスト論文集 (2007)
・[2] 茂木, 岡本ら:”ディジタルスクラップブックを用いたキャラクターデザイン原案制作システム”, 2009年度日本図学会春季大会論文集 (2008)
・[3] 伊藤, 渡辺, 宮岡: “キャラクタデザインのための画像合成手法の研究” 第71回情報処理学会全国大会講演論文集, 6R-2 (2009)
・[4] P´EREZ, et al. ”Poisson image editing” SIGGRAPH 2003, pp313-318 (2003)
・[5]. J.Jia, et al. “Drag-and-Drop Pasting” SIGGRAPH 2006, pp631-636 (2006)
【著作権】
【利用条件】
【商用利用】
【転載・複製・2次配布】
【免責】 |
OS | Windows XP/Vista |
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CPU | Intel製 1GHz以上のCPU (Core2Duo以降を推奨) |
メモリ | 256MB以上 (512MB以上推奨) |
入力装置 | マウスなど |