個人事業主つれづれ-5 簿記と会計ソフト

written: kengo

個人事業主になると記帳が必要になります。青色申告の届け出をしている場合、記帳は毎年の義務となりとても大事です(※白色でも大事です)。記帳は「複式簿記」で行うのが通例ですが、複式簿記はその概念を理解しないととっつきにくい部分があります。私も苦労しました…。それらの難問を支援するために「会計ソフト」があります。今回は簿記の壁と会計ソフトが何をやってくれるかを考えたいと思います。

1.いったい簿記のなにが大変なんだい?

ちなみに僕は簿記の資格はまったくありませんが、簿記のなにが大変かは少しずつわかってきました。列挙すると、

複式簿記はその必要性が見えてこないとピンときません。つまり「簿記の概念」そのものの理解に時間がかかります。加えて、記帳は”同じお金の動き”を複数の帳簿に書く必要があります。これを「転記」といいますがとても大変です。そして、ミスが見つかったりするとそれ以降の記帳をすべて修正しなければならないといった繊細な部分でもあるため、「マメなチェック」も必要になります。この3つが同時に求められるため、とても大変な作業になってしまいがちです。経理の人には頭がさがります。

2. 会計ソフトは何をしてくれる?

知り合いの税理士さんいわく”コンピュータの普及で会計の世界に改革が訪れた”とのこと。たしかにコンピュータは精緻な計算が得意、会計はもってこいだとおもいます。では何を助けてくれるのかな…ということでいくつか使ってみました。会計ソフトによって多少機能は異なりますが、大枠はどのソフトウェアも同じことを支援してくれます。特に会計ソフトがフォローしてくれるのは、

などで「複式のつけ方になれない間の補助入力機能」や「自動転記」が主なメリットです。とくに自動転記はもう現代社会ではなくてはならない機能となりました。ミスが起きるのは転記が多かったそうですから、そこを間違いなくやってくれる自動転記はすばらしい現代の贈り物ですね。

2-1. 会計ソフトの種類

会計ソフトで有名なものに弥生会計があります。会計事務所や各地の青色申告会などでも勧められるソフトウェアです。最近ですとFreeeといった無料の会計サービスがでてきたりしていますし、好みに合わせて使えばいいと思います。ちなみに自分は「弥生の青色申告」というソフトを主に触ってみたのですが、…複式記述の勉強にはなりましたが、習慣にできませんでした。

ただ一般的には弥生会計などは会計事務所、青色申告会などが経験豊富なこともあり、アドバイスは細かく受けることができます。人の援助も得やすいという点でも、有名な会計ソフトを選択するのが無難だと思います。複式の理解が深まってきたら、選択肢を広げてチェンジしても良いと思います。

3. Excel帳簿付け

自分は弥生に挫折してしまったので、どうしたかというとExcelで自分でコツコツつけることにしています。ただし、これはまったくお勧めしません。実際私も青色申告会さんにお世話になっているのですが、Excelで記帳したいんだけど…と言ったら、避けてほしいと言われました。Excelの基礎は手作業です。使い方によっては転記作業、総額計上が全部手作業になり、帳簿としてつじつまが合わなくなるお客さんが多いからだそうです。

でも自分はExcelで相変わらず管理しています。場合がなぜ認められたかというと、Excel VBAでプログラムを組んで「転記」を自動化しました。「仕訳帳」を自分で入力すると出納帳、振替伝票、総勘定元帳、試算表、貸借対照表、損益計算書を出力できるようにしました。完全道楽ですので、まったくオススメはしません^^;(それでも知りたいという方は、ご連絡ください)

免責

この記事は筆者が個人事業主になった経験に基づくメモであり、変化する法律、税制、手続きなどにおいて正しい情報であることを保証しません。 またこの記事に書かれたことの実践は、すべて実践者の責任によるものであり、生じた損害や責任の一切を筆者は負いません。