個人事業主つれづれ-2 個人事業主の申請

written: kengo

前回悩みを書きましたが、結論、個人事業主になることにしました。さしあたり個人事業主になるのに必要なことはなんだろ、ということで手続を列挙。

(注:4年前の記事を加筆修正しています)

1. 事業主になるための書類の提出

まず「個人事業はじめたよ」宣言をするために「個人事業の開廃業等届出手続」を税務署に出します。このとき、青色申告するなら「所得税の青色申告承認申請手続」も出す必要がある…とのこと。後者は白色申告なら要らないようですが、 白色のメリットと言えば記帳が不要という点くらいで収入が300万を超すと義務化します。 今回は青色でしっかり記帳の覚悟を決めたことにします(ちなみにH26年度から、白色申告でも記帳が義務化されたので、なんも記帳せんでいいわけじゃないのでご注意を)。

2. 個人事業の開廃業等届出手続

個人事業の開廃業等届出書

個人事業主を始める・やめるときに出す書類で、大体以下のことを決めて書類を書きましょう。必要な記述内容は以下の通り。

納税地 税を納める場所です。僕は在宅なので自分の住所携帯電話番号。該当するものは「住所地」に○。
上記以外の住所地・事業所など 事業所が別にある場合は書きます。僕は空欄でした。
氏名 自分の名前です。
生年月日 自分の生年月日です。
職業 お仕事がある方はその職業を。自分は研究員で出しました(笑)
屋号 お店の名前で、これで名乗れるようになります。長く使う名前なので良いお名前を是非…
届出の区分 開業に○と、事務所・事業所の新設に○でOKでした。新設に○は不要かも?
開廃業日 開業した日です。
個人事業主は1/1~12/31が収支期間と決まっています。個人的な意見ですが1月1日で届け出するとスッキリすると思います。ちなみに1月1~15日開業の人は3月15日まで届け出できます。その他の日が開業日ならば開業から2か月以内に。

「青色申告承認申請書」または「青色申告の取りやめ届出書」 青色申告をするのでに○。
消費税に関する「課税事業者選択届出書」または「事業廃止届出書」 免税事業者として申請するのでに○。
事業の概要 お仕事の内容です。自分は「ITアプリケーションコンテンツの開発およびIT支援業務」としました。

後は届け先の税務署・提出日を記入し捺印すればOKです。 ちなみに控えを1部持っていたほうが良いので、あらかじめ記入したものをコピーしていくと手間が省けます。

3. 所得税の青色申告承認申請手続

所得税の青色申告承認申請手続

実際にお仕事をする場所を書いたり、提出する書類の種類を選択するようです。

納税地 上記書類と同じ
上記以外の住所地・事業所など 上記書類と同じ
氏名 上記書類と同じ
生年月日 上記書類と同じ
職業 上記書類と同じ
屋号 上記書類と同じ
平成_年分以後… いつから青色にするのか年を書いてください。僕の場合23年。
1. 事業所または所得の基因となる… 空欄
2. 所得の種類 事業所得に○
3. いままでに青色申告承認の取り消し… (2)のに○
4. 本年1月16日以後に… 事業開始日を書きます。1月15日以前でも念のため書いておきました。
5. 相続による事業承継の有無 (2)のに○。
6-(1)簿記方式 複式簿記に○しました。これで青色申告は複式簿記での提出が必須になります。
6-(2)備付帳簿名 いわゆる各種帳簿がズラーッと並んでいて困ったのですが、ひとまず何も無しで良いようです。ただ必要な帳簿(現金出納帳や経費帳)はしっかりつけて保管しておくように、と税務署の人にアドバイス受けました。

こちらも上記同様、届け先の税務署・提出日を記入し捺印し、控えにコピーを取っておきます。

ちなみに簿記の種類を分けると「白色申告」「青色申告(簡易)」「青色申告(複式)」と分けられる感じです (参考サイト)。簡易は10万円の課税控除、複式は65万円の課税控除がつきます。複式簿記で必須なのは「総勘定元帳」と「仕訳帳」ですね。他の補助簿もあったほうがいいんでしょうね、きっと。

4. 税務署の人に相談する

これらの書類を用意して税務署に行きました。恐る恐る提出したものの税務署の人は丁寧に対応してくださいました。 最初の申請書の書き方くらいは「個人事業主の開業をしたくて相談に乗っていただきたいのですが」と告げて、 自分の事業の状況や、青色申告のこと、記帳の予定などを伝えれば、丁寧に教えてくれます。実際の記帳の細かい相談などは「税理士」や「青色申告会」で聞いてねと言われますが、 市区町村によっては帳簿の初回指導を無料でやってくれるサービスなども予約受付しているので、これを受けるのはかなり有益かと思います。

上記の書類を出せば、ポンポンとハンコ押してくれて申請完了です。さくさく終わりました。

5. 個人事業主になれました!…が

申請書に関しては簡単に出せます。でも一番大事なのは「事業の軸」です。ちゃんとどんなお仕事しようか決めてからの申請でも遅くはありません。わざわざ個人事業主になるのですから、仕事の軸はちゃんとしておくのが一番大切だとおもいます。加えて事業主の義務として帳簿付けはマメにやることが肝心です(2ヶ月くらいほっとくとむしろ混乱するヨ)。そもそもExcelで自分のお仕事のお金を家計簿みたいにしてたので、これをちゃんとした形に整えて、習慣にすればさほど苦ではなさそうです。…さしあたりの課題は青色申告周りの書類形式の知識ですね。 そこをスッキリしたうえで上記の手続き申請をしたいものです。

免責

この記事は筆者が個人事業主になった経験に基づくメモであり、変化する法律、税制、手続きなどにおいて正しい情報であることを保証しません。 またこの記事に書かれたことの実践は、すべて実践者の責任によるものであり、生じた損害や責任の一切を筆者は負いません。